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(株)東北開発コンサルタント様から安全表彰を受けました

2025年04月16日

 去る4月9日に仙台市戦災復興記念館で行われた、(株)東北開発コンサルタント様の「2025年度全社安全大会」において、弊社が安全表彰を受けました。(株)東北開発コンサルタント様は弊社創立以来の長年の発注元であり、主に電力事業の調査業務の下請けとして参加させていただいてきました。

 今回の表彰は長年の弊社の安全に対する取り組みと、それを実現する社員、協力会社の現場での作業に対する評価と受け止めています。

 弊社代表取締役熊谷が、受賞者を代表して以下の受賞挨拶を述べました。

 本日は私共の安全に対する取り組みを表彰していただき、ありがとうございます。推薦してくださった東北開発コンサルタントの皆様に、弊社を代表して御礼申し上げます。

 事故を無くすということは本当に難しいことだと痛感しております。実際、労働災害は減少しているとはいえ、その減少傾向は頭打ちで、根絶とは程遠い現状です。法の整備や設備の改良だけではなくならないのです。それはヒューマンエラーというファクターがあるからです。

 私共の仕事はやはり危険と隣り合わせであり、私も長い経験の中で、骨折や縫ったりという経験をしています。私だけでなく、長く仕事を経験したベテランは痛い思いをして、何が危険な行為かを理解してきましたが、若い人たちには実際の事故を経験せずに危険を感じられるようになってほしいと思っています。また、そのためにこれまでの多くの事故事例を教え、どこに危険の芽があるのか伝えています。

 元請け会社の皆さん、社員、協力会社、その事業に関わる人全員が、そうした危険に対する感受性を高め、フランクに話し合える関係を作っていくことが、遠まわりのようでも最も安全を高める方法ではないかと考えています。

 今回の表彰を励みに、社員、協力会社一同取り組んでまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いしたします。簡単ではありますが、受賞のあいさつに代えさせていただきます。改めてありがとうございました。

 また、当日は東北電力株式会社安全保安管理室の方の安全講和がありました。その中で、作業員同士、作業員と監督員の間で、一声かけていれば防げた事故の例が紹介されました。「なぜお互いに知らない仲でもないのに声がかけられなかったのだろう」という問いかけがあり、「東北電力グループでは【相互啓発型】の安全文化をめざしています。この実現は容易ではありませんが、まずは一番の基本である「声をかける」ことを日ごろから意識してほしい」という呼びかけがありました。

 この講話は、安全な作業の実現が、規則による規制や設備の充実だけでなく、作業における人間関係、コミュニケーションの重要性を問いかける、非常に重要な提案だと思いました。