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令和7年度安全大会を開催しました

2025年08月22日

 8月8日(金)9:30~11:30に、仙台市旭ヶ丘市民センターで、社員、協力会社に加え、元請けの大日本ダイヤコンサルタント株式会社様、株式会社東北開発コンサルタント様にもご参加いただき、39名の参加者で令和7年度の安全大会を行いました。

 今年の安全大会は、熊の被害を防ぐための講演と熱中症についてのグループワークを中心に行いました。

 熊による被害は直近でも知床半島で登山者の死亡事故がありましたし、6月には福島県で環境調査員2名が熊に襲われてケガをする業務災害が発生しています。私たちも山に入って作業することが多く、実際にクマを見かけることもあります。今後熊との接触による災害を防ぐため、(株)地域環境計画野生生物管理部の小野晋様による「クマ・イノシシ・ハチの生態を正しく学び被害を未然に防ごう」と題した講演を受けました。

 小野様からクマの生態や食性、出会った時の対処方法について説明されました。さらにイノシシ、蜂の生態、攻撃されないための工夫、注意点についても詳しい説明がありました。

 今年の夏も昨年以上の強烈な暑さが続いています。幸い今のところ当社では熱中症の発生はありませんが、ニュースでも熱中症による死亡例が報道されています。今年の6月1日に改正労働安全規則が施行され、「職場における熱中症対策の強化」が厚生労働省から指示されています。令和4年以降熱中症による労働死亡災害が30件を超えていることがこの背景にあります。今回の指示では会社としての熱中症対策の手順や連絡体制を確立することが求められています。

 グループワークの中では、それぞれの立場から、現場においてどのような熱中症対策を行うのかを討議し、各グループからその結果を報告しました。短い時間ではありましたが、集中した討議ができたと感じました。

 気候の変動や地域環境の変化により、私たちの労働環境も厳しいものになってきています。今回の安全大会の講演や討議をもとに、より安全意識を高め、無事故・無災害で作業を進められるよう、社員・協力会社・元請け会社ともに協力して頑張っていきたいと思います。

          後村代表取締役社長の挨拶

        (株)地域環境計画 小野晋様の講演

            安全大会でのグループワーク

           グループワークでの討議の様子